夢コーディング-現代思想編-

20世紀的現代知のマトリクス

で、次に、20世紀的知のマトリックスですね。これは20世紀的って言ってますけど、今現代でこのレベルで考えられている一般の人っていうのはなかなかいないと思いますし、本当に先端のね、学者クラスの方々がこの考えで色んな諸問題に取り組んでいるっていうのが現代の実際である言えると思いますね。で、考え方としては3つですね。相対性、統合性、動態性というものですね。先程の二元性、分析性、合理性に対してこの考え方が当てられているっていうことになります。

デジタル化

で、一つ目、世界観。相対性の一つ目ですけれども、デジタル化っていう考え方があります。で、これね、デジタルっていうのは何かって言うと、どんどんどんどん複製していくことができる訳ですね。で、しかも元のものとコピーしたものっていうのに全く違いがない訳ですね。なので、コピーしていったものがどれが元かっていうのがもう全く分からない状態。全てが元と言えるんじゃないかっていうね、全く同じものがどんどん複製されていくのがデジタルの世界な訳なので。これ非常に相対的ですよね。絶対的な中心というものはどこにあるのか分からない。先程の中心と周辺とかですね、良いとか悪いとか、善と悪とかっていう考え方、これが成り立たない世界というのがデジタル化の世界って言えるかなと思いますね。なので、それを人間観に当てはめていくと脱中心化、中心というものがもう無くなっている世界ですよね。デジタルの世界っていうのは。なので、もう中心はないので共生していくしかないような社会、人間観というのが育まれていくっていう風に考えられますよね。

コリンさん
キリストの隣人愛や釈迦の慈愛などもこの発想がベースですね。そもそも悟りとは「差取り」だとも言われており、AとBの優劣や差別などの「差を取り除く」ことであるとも言われています。まさに、デジタル化ベースの価値観ですね。

多元主義

これを、学問法的な方法論で考えていくと、多元主義。もう大元は、一つじゃないじゃないかっていうことですよね。全ての人が元なんだ、全ての人が神であるっていう考え方がデジタルの考え方ですよね。なので、先程、世界多元主義みたいなことで 説明しましたけれども、学問的な方法論としても多元主義、これね 過去の宗教でいうと仏教がね、全ての人間には仏が宿ってるとかって考えてたんで、多元主義の走りな訳ですけれども、学問的方法論もそこに近付いていってるという風に考えられます。

コリンさん
あなたをコピーしたら私になる可能性があるし、私をコピーしたらあなたになる可能性があるということでもあります。また、あらゆる可能性に向けて一瞬一瞬世界を無限にコピーし続けているとも多世界理論では言われています。
ゆめこ
えっ….!?

エコロジー

で、次に統合性ですね。統合性の世界観はエコロジーですね。エコロジーも何度か 説明しましたけど、エコな考え方って要は、簡単に捨てるんじゃなくて、その全体のシステムをシステム全体として考えていって、その循環の中でそれぞれがうまく共生し合いながら無駄を出さないという考え方ですよね。これがエコな考え方な訳です。なんて、自分と他人もうまく連携し合って、全体としてのシステムをうまく回していくっていうような考え方ですね。

ゆめこ
海洋生物にも優しくしてみゃ♪

ネットワーク

で、これを人間観に当てはめていくとネットワークっていう考え方ですよね。今、ネット社会って言われてますけど、なかなかなかね、自分と他人を生かしていくっていうところまでは行ってないかもしれないですけどね。でも、色んな人が自分の知識をどんどんネットワークとしてネット社会に上げていって、ユーチューブなんかもそうですね、それを利用していろんな人が学び合ったりとか意見し合ったりとかして、どんどん進化発展していくような世界観っていうのができていってるんじゃないかなと思いますね。

なので、先程説明したDNAの進化版というのがネットワークじゃないかと思いますね。DNAだとその一個人の歴史全て、過去から現在までの歴史っていうのが書き込まれてる訳ですけれども、ネットワークっていうのはDNAを超えたいろんな人たちの 現在とかねえまネットワーク自体の歴史がまだそんなに浅いのでDNAよりはもしかしたらまだエネルギーは弱いかもしれないですけど、でも世界の多くの人たちの知の集積っていうモノがネットワークとして今構築されていってるので、これから先どんどんどんどんDNAよりも優れたそういったシステムになっていくんじゃないか、ハードのよう記憶の媒体としてものすごく優れたものになるんじゃないかっていうような可能性を秘めていると思いますね。なので、そういったネットワーク、それぞれの繋がりというものが人間を作り上げているんだっていう、これもまた実は仏教で縁起っていう世界観があって、人間っていうのは、人間ひとりとして存在してるんじゃなくて、糸と糸のつなぎ目が人間として見えてるだけであって、実はその繋ぎ目の部分っていうのが大事な訳であって、その繋がり、ネットワークの方を重視しようっていうのが縁起な考え方であり、悟りって言われているものなんですよね。

コリンさん
ネットワークって悟りに近い考え方な訳なので、やっぱり仏教を提唱したお釈迦さんっていうのは素晴らしいなといういう風に思いますね。

システム思考

で、これを学問的な方法論に発展させていくとシステム思考っていう考え方になってきますね。 全てシステム的な考え方で成り立ってるんで、先程言ったこういったエコロジーとかネットワークっていうのは一つのシステムですよね。なので、システムとして構造化した世界の中で考えていこうよってことです。それぞれ個別具体的に考えるのもいいんですけれども、そうやって切り分けるんじゃなくて、システム全体として構造として考えていこうと。で、その構造が中で動いてる人たちの動きを決めていく訳ですね。例えば、ナビゲーションシステムでよく例えられるんですけど、ナビゲーションシステムっていうのは全体的な構造、全体的な視野を見ながら中のルートを決めていく訳ですよね。で、今ここの道が混んでるからこっちの道を選ぼうとかって計算してくれる訳なので、全体が見えながら、中の動きを適宜調整していくことができるようなシステムっていう訳なんですね。で、こういう考え方、ナビゲーションシステムみたいな考え方を自分の頭の中にインストールしていこうっていうのがシステム思考な訳で、 今、非常に重要となっているモナドっていう考え方にも近いかなと思います。

 

モナドさん
ワシを呼んだかのぉ!?

 

ゆめこ
呼んでないみゃwww
モナドは、ライプニッツが提唱した概念みゃ♪

コミュニケーション

最後に、動態性ですね。動きのあるような世界観を創り出していく、これがコミュニケーションな訳ですね。先程のデジタル化した世界の中で エコロジーな考え方を身につけていって、それを双方向に 色んな所からコミュニケーションを取っていく、動きを伴った形でコミュニケーションを取っている状態の世界観っていうのがこのコミュニケーションの世界なんですよね。で、これを人間観とか社会観に発展していくと自己組織性っていうものになってきます。まさに、エデュセルフォーガ はエデュケーションのセルフオーガナイゼーション、自己組織性というのはセルフオーガナイゼーションっていう単語なんで、自分自身を自己組織化していくていうのがエデュセルフォーガのミッションとなってる訳ですね。だから、コミュニケーションを 人間の中でも勿論人間同士の自己組織を作っていく訳ですけれども、自分自身の中でも自己組織を作っていって、それを組織化した自分たちの中でそれぞれ自立した自己組織化した人たちの中で、また自己組織を作っていくっていうこの循環ですよね。この循環の中でしかやはりいい人間観とか発展していく人間観、成長していく人間観っていうのは作れないじゃないかっていうことを考えているので、そういうエデュセルフォーガっていう組織を今、構想してる訳なんですね。なのでですね、共依存っていうのは実は、それぞれ個人が自己組織化してないから共依存になってしまってるんじゃないかっていう風にも考えられるので、まず自己組織化して、で、自己組織化した個人同士が連携して、また更に大きな自己組織を作っていく。こういった人間観、まぁ、鏡のような関係性ですよね、どんどんピラミッド構造で自己組織化した自己組織がどんどん膨れ上がっていくような、そういう世界観を作っていくことが凄く重要なんじゃないかなという風に考えています。

自己組織性とオーガナイズドカオス

で、それをね、学問的な方法に突き詰めていくと今度は複雑系、プロセス思考とかっていう考え方になっていますけれども。先程言ったオーガナイズドカオスとかも、これに近い考え方ですよね。カオスっていうのが複雑系なので、もう未来を予測することはできないっていうことが分かってきたっていうのは、先程言った通りですよね。で、未来を予測できないのであれば、オーガナイズドされたカオスですよね。自己組織化されたカオス、複雑系という考え方に行くしかない訳ですよね。

コリンさん
この辺を総合していくと、オーガナイズドカオスをうまく適応させていきながらこの20世紀的な知のマトリックスの課題を解いていくっていうことが凄く方向性としては重要になってくるんじゃないかなという風に今考えています。

エデュセルフォーガ理念

自己救済

で、エデュセルフォーガの理念ですね。まず最初は、自己救済から始めていくわけです。自分自身が救われたいっていう気持ちっていうのはやはりあるわけなんで。学ぶ動機としては、一番最初じゃないかなと思います。僕自身もそうでしたし、今でもその気持ちっていうのもある訳です。自分を救いたいっていうそのエネルギーの中で、でも他者にもその自分のエネルギーを振り向けてっていうことですよね。そうすることで 実は、自分だけを救いたいって考えるよりも大きなエネルギーが湧いてきますし、すごくやる気も上がってくる訳ですね。エネルギーが大きい方がやはりいろんな意味で 立ち向かっていく力だったりとか学んでいく力、成長していく力っていうのが湧いてくるので、まず最初は自己救済から始めていって、で、その次に社会問題の解決に当たっていくわけです。

ゆめこ
プログラムを進めていくとそういう設計にもなってるみゃ♪
一緒に社会問題の解決、自己救済に向けての課題に取り組んでいくみゃ♪

網羅教育

で、その中で網羅教育ですよね。虹の教育なんで網羅性を高めていくっていうことを一つやっていきたいと思っています。星の教育っていうのももちろん大事なんですけど、虹の教育っていうのが特にね。まぁ、星の教育っていうのが実際の今やってる大学とかそれぞれの専門的な教育ですよね。そういった 専門化された分野での教育っていうので、もうすでに確立していると思いますので、それよりも網羅的に総合的に社会問題を色んな学問の成果を使って解決していくっていうような方向にフォーカスしていくという教育が今まだなかなか確立してないなと思うんで、そっちをねメインに取り組んでいきたいっていう風なビジョンを掲げています。

コリンさん
慶応大学のSFCのコンセプトが、これに近いですよね。

教育の多角化

なので、その先にある教育の多角化ですよね。そして、超時空幸福ですね。時空を超えた幸福です、最初に言った通りですね。まぁ、時間と空間にとらわれない長期的でなおかつ膨大と言うかですね、世界全体に広がったような幸福、こういったものを作り出していきたいというのがあります。

コリンさん
仏教が永遠不滅の魂や精神というものを解き明かしたのも同様のコンセプトですね。
仏教ばかりを褒めていてすみません(笑)

ゆめこ

その行動規範としては、頭文字をとって「ゆ・め・こ」ですね。融合性、明核性、虹彩性という説明した通りの 行動規範を持ってやっていきたいと。

教育問題

で、最後は教育問題、道徳問題ですね。これをエデュセルフォーガとして立ち向かっていくっていうことを理念に掲げて、突き進んでいきたいというのが我々のミッションになっております。

 推奨図書

この記事は、小論文の受験参考書として絶大な支持を集めている長尾達也先生の「小論文を学ぶ」というテキストを元に作成されました。この内容に興味をお持ちの方は、こちらの書籍も参考にしてみてくださいね♪

コリンさん

冒険の準備はオーケーですか?

我々はあなたの冒険を待っています。一緒に冒険に取り組んでくれる方、ぜひともわれわれのもとで冒険に乗り出していってほしいと思います。待ちしています!それでは、ご視聴ありがとうございました!

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